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日本の省エネ住宅はおもにドイツの省エネ住宅を参考にしていますが、ドイツの気候と日本の気候は違います。ドイツの夏は快適で、冬は長く非常に寒く風も強い、天候もほぼ曇りの日の方が多いのです。 気温は1 年を通して−2°C〜25°Cの範囲内で変化しており-10°C とか31°C を超えるような真夏日は滅多にないそうです。つまり猛暑日や酷暑日のある日本の気候とは全く違い、ドイツでは昔から冬の寒さ対策を主とした住宅が造られています。ドイツで過ごしやすい季節は、5月下旬から9月上旬で最高気温は 20°C前後 、最も暑い日でも25°Cだそうです。 冬の寒い季節は11月〜3月で、1日当たりの平均気温は 7°C 前後ですが最も寒い日でも -2°Cくらいだそうです。このことからもドイツの家は冬型優先の省エネ宅になっています。しかし日本では高温多湿の季節もあります。ドイツの冬型タイプの家で空調エアコンにだけに頼って暮らしていくのであれば省エネに対しても最適な住宅といえます。しかし万が一の停電で空調設備などが停止した場合、冬場は良いのですが夏場は最悪な状態に陥ります。それは私たちが暮らすうえで必要な快適さを保つ体感温度、その中でいう露点(湿度)に基づいているからです。露点とは汗が皮膚から蒸発して身体を冷却するかどうかを決定しているからです。露点が低ければ乾燥していると感じられ、高ければより湿気を多く感じて蒸し暑さを感じるからです。 これは昼間と夜間で大きく変化する気温とは異なり、湿気による露点の変化は緩慢でゆっくりと時間をかけて変化していきますから、気温が夜になって下がっても、外気や部屋の中の湿度で蒸し暑さが続くことになります。ドイツでその湿度の露店割合を測定しても、体感湿度のレベルでは年間を通してあまり変化しません。夏でも湿度の露店が低いレベルの範囲ないで納まっているからです。電気のない時代、日本の家造りでは「夏を旨とすべし」という言葉があります。その代わり冬が寒くてたまりません。その点SPI工法は夏と冬とで衣替えができるので、ドイツと日本の住宅を掛け合わせた造り方になっています。